歌川国芳展2012/02/05 22:25

六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の歌川国芳展。もうすぐ期間終了なので、慌てて行ってきました。一風変わった浮世絵師とのイメージはありましたが、実際に見ると、単なる風変わりという以上に、現代アートにも通じる自由な発想と諧謔の精神、そしてエンタティメント性に満ち溢れた作品群に圧倒されました。江戸末期といえば政情不安や天災地変が相次ぎ、なんとなく現在のように元気がない世相を思い描きますが、実はまったく違って活気に満ちた時代だったようです。歌川国芳の作品は、そんな町民文化の粋。描いている本人が一番楽しんでいたに違いありません。日本人に脈打っている自由な精神と遊び心。これですよ、今必要なのは。



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