岡本太郎記念館2011/03/20 18:14

青山の表参道にある岡本太郎記念館に行ってきました。NHKのドラマになったこともあって、今、「岡本太郎」が一大ブームになっています。「芸術は爆発だ」のフレーズで知られる異色の芸術家、岡本太郎。大阪万博の太陽の塔は、当時も不思議な存在感を放っていたことを覚えています。
記念館は太郎のアトリエがそのまま残されたもので、様々な作品が庭や室内に展示されています。それに混じって、岡本太郎の人形が、あの大きな身振りと見開いた眼で出迎えてくれました。

taro

2階は展示コーナー。太陽の塔の製作風景の写真や資料も多数展示されています。太陽の塔の中に入ったことはありませんが、内部は地球の生命進化の歴史を示す系統樹になっていたようです。ここではそのミニチュアが復元されていました。

生命樹

太郎の作品は皆、荒々しいまでの生命エネルギーに満ち溢れています。「ナンダ、コレハ?」と書きなぐられた何かの下書き。太郎自身、自分の内からムクムクと湧き上がってくる衝動を、何と表現して良いか分からなかったのでしょう。

太郎作品

太郎の作品を見ていると、まるで博物館の生命進化の展示コーナーにいるかのような感覚に襲われます。それはカンブリア紀、生命進化が爆発的に始まり、様々な異形の生物が次から次へと出現したシーンに立ち会っているかのような驚異の念。私達が忘れかけている命の躍動が、そこにあります。原初の生命は、天空に光り輝く太陽を見て、きっと胸を焦がしたに違いありません。自分の中に眠っている、その根源的な衝動を目覚めさせてくれる力が、岡本太郎の芸術にはあります。

太陽の塔

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