ルドンとその周辺-夢見る世紀末2012/02/11 21:38

三菱1号館で開催中の「ルドンとその周辺-夢見る世紀末」展を見てきました。
ここではルドンの作品を大きく2つに別け、初期のモノクローム時代と後期の色彩の時代として紹介していました。モノクロームのルドンは、精神性を重んじた作品とは思いますが、奇矯でいわくありげで、とっつきにくい感じです。一方、色彩のルドンは、メランコリックではかない美しさを感じます。その極めつけが「グラン・ブーケ」。個人的にはこちらの方がずっと好き。それにしても、「夢見る世紀末」という表現はルドンの作品にぴったりですね。ちょっと悪夢めいた夜にうなされたモノクロームのルドン、そしてまどろみの中で、美にあこがれた色彩のルドン。科学とオカルトが交錯する世紀末の夢の世界で、彷徨いながらも自らの心の求めるものを探し続けたルドンの姿を、そこに感じ取ることができました。

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