尾瀬ハイク2012/08/01 21:06

尾瀬は学生時代以来30年ぶり。今回は鳩待峠から入って見晴の山小屋で宿泊。そこを拠点に尾瀬ヶ原と尾瀬沼を歩きまわりました。
初日は豪雨と雷に見舞われましたが、翌日以降は見事な晴天。尾瀬の素晴らしい景観を堪能できました。尾瀬ヶ原を延びる木道。その向こうに燧ケ岳の雄大な姿が見えます。


2日目は尾瀬沼めぐり。沼尻から半時計周りで長蔵小屋まで。ここでちょうどお昼時。尾瀬沼越しに燧ケ岳を眺望しながら、山小屋で作ってもらったおにぎりを頬張ります。


尾瀬沼から少し入ったところに広がる大江湿原。尾瀬沼では、ニッコウキスゲやワタスゲはもうほとんど終わっていましたが、ここでは結構残っていました。尾瀬ヶ原より少し標高が高いせいでしょうか。


山小屋の人の話によると、ニッコウキスゲは去年が当たり年だったそうです。


ワタスゲは、前日の豪雨のせいか、ふっくら丸い綿菓子の形が崩れ去り、髪を振り乱したようになっていました。これはこれで、よく頑張ったという感じ。


最終日の三日目は、三条の滝と尾瀬ヶ原めぐり。三条の滝は想像していたよりずっと立派で見事な滝でした。初日の豪雨で集まった大量の水が一気に流れ落ちる様は迫力満点です。


尾瀬ヶ原に戻って、東電小屋経由で山の鼻へ。途中、水芭蕉の群生地にも廻ってみましたが、さすがに収穫時期を過ぎ去ったキャベツ畑のようになっていました。


湿原に散らばる小沼には可憐な白い花が咲いています。その陰を小さなサンショウウオがのんびり泳ぎ回っていました。この可憐な花の名前は「ヒツジ草」と言うんだそうです。 不思議に思いましたが、ハタと思い当たりました。この葉っぱの形はまさしく・・・。


また来年、今度は水芭蕉の季節に来たいものです。

真珠の耳飾りの少女2012/08/02 22:55

東京都美術館ではマウリッツハイス美術館展を開催中。お隣の国立西洋美術館ではベルリン国立美術館展を開催中。いや、美術展の名前なんぞどうでもよろしい。何といってもフェルメールです。片や「真珠の耳飾りの少女」、片や「真珠の首飾りの少女」。隣同士の美術館が同じ時期にフェルメールの似たような作品を目玉に企画を組むとは、示し合わせてでもいるんでしょうか。でも、フェルメールのファンはきっと両方をハシゴするんでしょうね。



自分が見に行ったのは「真珠の耳飾りの少女」の方。さすがにすごい人手で、係りの人が「絵の前で立ち止まらずにお進みくださ~い」とアナウンスしていました。行列に並んでそぞろ歩きしながら、「真珠の耳飾りの少女」の前を通過。おかげで、わずかな時間ではありましたが、この超人気作品を目の当たりにすることができました。でも、なんだか上野動物園にパンダがやってきたときのようです。つまり、「あ、いるいる。写真とおんなじだ」という確認作業になってしまって、「見れて良かったね。」レベルの感想になってしまいました。

谷中「ひみつ堂」、神楽坂「花」2012/08/03 19:14

谷中 ひみつ堂
ここは、行列のできる「かき氷屋さん」。昔ながらの天然氷を使い、手回し式の削り器で作ったかき氷を出してくれます。上からかけるのは人口甘味料のシロップではなく、ホンモノの苺やメロンだけで作った生果汁。口どけの柔らかい食感といい、果実の甘みといい、なんとも上品な味わいです。
メニューも豊富で、なんとグリューワインを使った大人のかき氷というのもありました。これはいずれ試してみなければ。


神楽坂 花
おばあさん二人で切り盛りしている神楽坂上の甘味処。この日はお客さんが多くて大変そうでした。見ているこちら側が手伝いたくなってしまいます。ここのあんみつはフルーツたっぷりです。


2012年終戦記念日@靖国神社2012/08/15 10:33

今年の終戦記念日も靖国神社に参拝しました。早朝なら、まだそれほど騒がしくありません。いたって普通の参拝風景です。こうして心静かに参詣するのが本来の姿でしょう。
終戦記念日は、日本の歴史を心静かに見つめなおす良い機会です。いたずらにナショナリズムを煽り立てたり政争の具に利用しようとしたりするのは、却って不敬というものでしょう。
最近も竹島問題やイミョンバク大統領の発言で日韓関係がギクシャクしています。多くの日本人はこれを快く思っていないと思います。しかし、長い日本の歴史の中では、太平洋戦争も今の日韓問題も歴史のひとコマに過ぎません。一部に街宣車などで騒ぐ人達もいますが、靖国神社を訪れる多くの人は、無意識のうちにも、そういう長い歴史観を持ち、心静かに参拝しているのだと思います。その姿にこそ、日本人の美質を感じるのです。


暮れなずむ街の光2012/08/19 21:17


夕刻は一日の終わりの始まり。地球の自転という自然の営みと、そこに生きる人の生活をもっとも色濃く感じるひとときです。人は時間を費やして生きています。その時間を味わうことが最高の贅沢といえるでしょう。