愛宕神社2012/02/04 21:57

東京23区の最高峰、愛宕山に登頂しました!といってもわずか標高25.7m、東京がいかに平坦かわかります。愛宕神社への石段には「出世の石段」と書いてあります。なんだか随分大袈裟です。


オフィス街の真ん中に、こんなささやかな神社が残っていること自体が不思議。しかもベンチではノラネコが一心不乱に身づくろい。この一角だけ、時間がゆっくり流れているようです。


歌川国芳展2012/02/05 22:25

六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の歌川国芳展。もうすぐ期間終了なので、慌てて行ってきました。一風変わった浮世絵師とのイメージはありましたが、実際に見ると、単なる風変わりという以上に、現代アートにも通じる自由な発想と諧謔の精神、そしてエンタティメント性に満ち溢れた作品群に圧倒されました。江戸末期といえば政情不安や天災地変が相次ぎ、なんとなく現在のように元気がない世相を思い描きますが、実はまったく違って活気に満ちた時代だったようです。歌川国芳の作品は、そんな町民文化の粋。描いている本人が一番楽しんでいたに違いありません。日本人に脈打っている自由な精神と遊び心。これですよ、今必要なのは。



ルドンとその周辺-夢見る世紀末2012/02/11 21:38

三菱1号館で開催中の「ルドンとその周辺-夢見る世紀末」展を見てきました。
ここではルドンの作品を大きく2つに別け、初期のモノクローム時代と後期の色彩の時代として紹介していました。モノクロームのルドンは、精神性を重んじた作品とは思いますが、奇矯でいわくありげで、とっつきにくい感じです。一方、色彩のルドンは、メランコリックではかない美しさを感じます。その極めつけが「グラン・ブーケ」。個人的にはこちらの方がずっと好き。それにしても、「夢見る世紀末」という表現はルドンの作品にぴったりですね。ちょっと悪夢めいた夜にうなされたモノクロームのルドン、そしてまどろみの中で、美にあこがれた色彩のルドン。科学とオカルトが交錯する世紀末の夢の世界で、彷徨いながらも自らの心の求めるものを探し続けたルドンの姿を、そこに感じ取ることができました。

東京マラソン20122012/02/26 20:01

さすが東京マラソン。上下併せて6車線の飯田橋の交差点が、人の波で埋めつくされました。先頭集団から第3集団まではアスリートのスポーツ。その次がアマチュアランナーご一行様。それからだんだんと仮想行列になっていきます。これはこれで見ていて楽しい。スパイダーマンやらカネゴンやらが走っていきます。秀逸だったのはアシモ。中に入っている人はさぞや大変だったでしょう。よく見るとボディにはアシモならぬASAMOの文字が。それにホンダじゃなくてHONMA。最後まで完走できたのでしょうか。

えんえんと続くランナーの波。

スパイダーマンが走る

カネゴンが走る


中には義足のランナーも。

走るアシモ

アシモは2体いたのです。

ジャン=ミシェル オトニエル展2012/02/26 21:09

品川の原美術館でジャン・ミシェル・オトニエル展を見てきました。全然知らない人でしたが、結構よかったです。カラフルで、ガラスのもつマジカルな雰囲気がよく表現されていました。