鎌倉散歩2010/12/04 18:30

やっぱり紅葉が見たい、と思って鎌倉に行ってきました。

鶴岡八幡宮
ちょうど縁起の良い日柄だったのでしょうか、境内で結婚式が執り行われていました。花嫁さんの白無垢姿が快晴の陽射しを受けて眩しく、静透な雅楽の音色が厳粛な中にも慶賀の趣を湛えています。こちらも幸せの気分を分けていただきました。

鶴岡八幡宮

鎌倉文学館
由比ガ浜の鎌倉文学館では、たまたま川端康成と三島由紀夫の特別展をやっていました。昭和を代表する二人の文豪。その邂逅と師友の交わり、そして衝撃的な三島の割腹死。平和主義者であった川端は、三島の民族主義への傾倒には距離を置いていたが、彼の死を思い留まらせることができなかったことを心底悔やむ。そして、その川端も1年半後にガス自殺を遂げる。文学の巨人は、凡人では見ることのできない人生の深淵を覗き見てしまうのでしょうか。今まであまり読んでこなかった川端と三島の作品を、やはり読まねば、と思いました。

鎌倉文学館

鎌倉大仏
もともと奈良に住んでいたので、東大寺の大仏はよく見に行ってました。こちらの大仏は野ざらしなのでちょっとかわいそう。でもそのせいか、こちらの大仏の方が野性味?があるように感じます。衆生を救う大仏様は強く、大きく、頼もしくあるべし。日本人の巨大ロボットへの憧憬は、大仏様にルーツがあるのでは?そんなふうに思ってしまうほど、下の写真のアングルの大仏様は格好良いと思いませんか。

鎌倉大仏

長谷寺
そうそう、紅葉を見にきたのでした。小高い丘の上に立つ御堂への登り階段に、多くの紅葉が色づいています。今年もちゃんと紅葉を見ることができました。これで秋を過ごせたという気がします。奈良の長谷寺はあじさいが有名ですが、こちらの長谷寺もあじさいが見事とか。またその季節に来たいものです。

長谷寺の紅葉

稲村ケ崎公園
江ノ電の乗って稲村ケ崎へ。ここから望む夕陽と江ノ島、富士山。ここは絶好の撮影スポットのようです。多くの人達がカメラと三脚をセットして撮影にいそしんでいました。ここで夕陽が沈むまで、のんびり眺めていました。

稲村ガ崎

15年ぶりに来た鎌倉。快晴にも恵まれ、一日を堪能して帰路に就きました。おみやげはもちろん、鳩サブレ。


神保町古書店街2010/12/05 20:11

きょうも天気が良いから、外へ出ましょう。連日の遠出はさすがに疲れるので、手近に古書店街でも覗いてみましょう。ということでやってきました神田神保町。あいかわらず、店の外壁にずらっと並ぶ古書の棚。店内に入ると古書特有のにおいと密度感。時間と空間の谷間のような、いつ来ても懐かしい古書店の胎内。古い映画やドラマのシナリオを扱う店、音楽雑誌のバックナンバーを揃えている店、美術や芸術の専門書が並ぶ店。それぞれの店に得意の分野があります。きっと、コアなファンが買い求めるのでしょう。でも、昔と比べると、少しお客さんが減ったように感じます。きょうは日曜日だったせいでしょうか。この古書店街、いつまでも残って欲しいと思います。

神保町古書店

旧岩崎邸・東京タワー2010/12/11 21:32

池之端にある旧岩崎邸。ゴシック風の洋館を正面から見たところは、イーグルスのアルバム、「ホテル・カリフォルニア」のジャケット写真のようです。岩崎弥太郎という人物は、三菱の創始者として知られていますが、それ以外のことはあまり知りませんでした。竜馬伝で登場する弥太郎は、かなり作られたキャラクターなのでしょう。旧岩崎邸に遺された弥太郎氏の写真は、それとは異なり、歳に似合わぬ風格を感じさせます。この邸宅も風格のあるもので、当時ここに招かれた人達は、きっと度肝を抜かれたに違いありません。

旧岩崎邸

メトロに乗って、芝公園へ。増上寺を抜けて、東京タワーに着いたのが4時半頃。タワーヵら夕景を見ようと思ったのですが、すごい人混みでそれどころではありません。特別展望台へは待ち時間1時間というのであきらめ、タワー中ほどの大展望台へ。エレベーターを上がったときには夕陽は沈んでしまっていました。それでも西空に夕焼けの名残を留める夜景を見ることができて満足。特設ステージでは、アカペラグループのクリスマスソングにうっとり。

東京タワー

夜景


小石川後楽園2010/12/12 22:20

近いところはいつでも行けるからと、まだ行っていなかった小石川後楽園。飯田橋に越してきて半年以上経ち、ようやく行ってきました。水戸黄門ゆかりの大名庭園というだけあって、なかなか凝った造りです。山あり、川あり、滝あり、池あり。少し歩くだけで景色がどんどん移り変わります。まだ紅葉も結構残っており、朱塗りの通天橋あたりは、まるで京都で散策しているようでした。

小石川後楽園

谷中界隈散歩<キイトス編>2010/12/18 18:08

神楽坂のブックカフェ「キイトス」さん主催の「東京下町・谷中界隈散歩-画家・有元利夫を偲ぶ」に参加しました。総勢7人。私達夫婦以外は常連さん(?)のようでしたが、皆気さくな良い人ばかりで、気兼ねすることなく谷中散歩を楽しむことができました。
ルートは、日暮里駅→経王寺→天王寺→谷中霊園(五重塔跡・徳川慶喜の墓)→下町風俗資料館→東京藝大→護国院大黒天→言問通り界隈→バスハウス(ギャラリー)→カフェ乱歩→よみせ通り→谷中銀座→日暮里駅。
実は気ままに谷中界隈をさすらった結果ですが、こう書くと立派な行程表ですね。この間、ギャラリーやお店を覗いたり、買い物したりで、なかなか充実した一日でした。


三崎坂のギャラリー、「バスハウス」。元は銭湯だったのでこの名前なんですね。最初は何かと思いました。

夕焼けだんだん

ご存知、谷中銀座の「夕焼けだんだん」。真ん中を闊歩しているのはネコ。ちょっと見ている間にネコが3匹、階段を横断していきました。


ディスクユニオン・お茶の水JAZZ店2010/12/21 22:36

会社帰りに、ディスクユニオン・お茶の水JAZZ店に立ち寄ることにしました。久しぶりなので、入り口を見過ごさないように注意していたのに、見つけることができないまま通りすぎてしまいました。「ひょっとして潰れちゃったのか?」とがっかりして歩いていたら、通りの反対側の建物に看板を発見。移転していたんですね。あ~良かった。
新しいJAZZ店は明るくキレイになっていて、ちょっとびっくり。新品・中古のCDやレコードがあるのはもちろん、JAZZ関係の書籍も充実しています。マティスの「JAZZシリーズ」の卓上カレンダーやポール・クレー関係の書籍など、JAZZとゆかりの絵画までアートつながりでカバーしていて、なかなかオシャレな感じです。
きょうはチェット・ベイカーの「PLAYBOY」とリン・テイラーのLPを購入しました。どちらも程度は良好で、値段も普通の国内版中古価格なのがうれしい。高価なオリジナル盤は手が出ませんからね。

レコード


新宿サザンテラス2010/12/23 21:24

新宿駅南口の「サザンテラス」という新しいエリアを見てきました。もともとは貨物用の線路だった場所にJR東日本の本社ビルや小田急サザンタワーが建ち並び、きれいなエリアになっていました。サザンタワーから新宿御苑方面を展望。御苑の向こうに東京タワーやスカイツリーが見えました。下の写真でも写ってはいるのですが、小さくて分かりませんね。右側の大きな時計塔はドコモの建物。

新宿御苑方面


六本木ヒルズ・ホーリーナイトコンサート20102010/12/23 21:48

『天から降り注ぐような美声に誰もが心を震わせる、ホーリーナイトコンサート。今年はフィンランド共和国より「ヘルシンキ室内合唱団」を迎えます。荘厳な空間の中、皆様に“「人」に感動するクリスマス”をプレゼント』 ーWEBでこんなお知らせを見つけて、六本木ヒルズに出かけました。会場は六本木ヒルズアリーナ(屋外)。会場の椅子には座れませんでしたが、ヘルシンキ室内合唱団の素晴らしい歌声に、ずっと立ち尽くして聴き入りました。陽が暮れてからの六本木は一斉にライトアップ。木々のイルミネーションも点灯されて、クリスマスの雰囲気をたっぷり味わうことができました。

六本木ヒルズ

ヘルシンキ2

イルミネーション2


クリスマス・20102010/12/25 20:54


クリスマスケーキ

今まで家族で賑やかに過ごしていたクリスマス。今年は子供達も皆親元を離れ、夫婦ふたりだけで過ごしました。クリスマスケーキも大きなのは食べきれません。いちばん小さなのを買いました。

けやき坂

夜はイルミネーション・ツアー。六本木のけやき坂。イルミネーションの並木の向こうに、東京タワーが見えます。

東京ミッドタウンの芝生広場。ここは壮大な光のページェント、「スターライトガーデン」。光が渦を巻き、流れ星が走り抜けます。幻想的な空間にしばし見とれます。

2010年もあとわずか。皆、幸多かれと祈ります。

キイトス茶房忘年会2010/12/29 22:27

神楽坂のブックカフェ「キイトス茶房」の忘年会に参加してきました。この前のキイトスのイベント「谷中界隈散歩」でご一緒したメンバーとは2回目の顔合わせ。他にもフィンランドの楽器・カンテレの伝道師(?)など初めての顔ぶれも。どんな感じになるのかなと思いましたが、皆さん話題豊富で、楽しいひとときを過ごすことができました。
こういう集まりは、自分にとっては新しい体験です。仕事でも趣味でもない「緩いつながり」。喫茶店縁とでもいいましょうか。こういう機会を作ってくださったキイトスのマスターに感謝します。
5月に神楽坂近くでかりずまいを初めて半年あまり。ささやかな「楽しみ」を求めて、いろいろなことを始めました。街歩き、ブログやツイッター、そしてキイトス茶房との出会い。なかなかに良い1年でありました。
ワイン小