ブログ始めました2010/08/05 22:29

・・・というと、「かき氷始めました」「ハイボール始めました」みたいですが、とりあえず始めました。ネット体験はカタカナだけのパソコン通信時代からですから、それなりに長いのですが、主に情報を取るツールとして活用するだけで、ホームページもブログも、これまで手をつけずに来ました。根が不精なので続ける自信がなかったことと、そもそも素人の雑文を公開することに恥じらいがあったためです。しかし、時代は変わり、今やTwitterといった、「つぶやき」は恥のかきすてみたいなメディアまで登場してきました。自分を発信すること、そのためにITメディアを使いこなすことが、リテラシーとして求められる時代になってきたと痛感したのです。そこで、まずは時代の先端を感じるべく、Twitterをはじめてみました。ところが、これは意外にも使いこなすのが難しいツールであることが判りました。フォロワーを増やさないことには砂漠に水を撒くようなものです。しかもその水はわずか140文字という、スプーン数杯程度しかないのですから、有名人ならいざ知らず、無名の一市民が、ホームページやブログ上の固定客も持たずに始めても、そのつぶやきは誰の目にも触れずに消えていくだけです。そう思ってフォロワー数の多い人のTwitterを見てみると、やはりホームページやブログを開設しており、特性に応じてメディアを使い分けているのだと判りました。それで、遅まきながら、「ブログ始めました」となったわけです。長い前口上となりましたが、どうぞよろしく。

アンプが直ってきた。2010/08/06 12:21

修理に出していたプリアンプ、QUAD44が戻ってきました。もう30年以上前の製品なのに、今だに修理可能というのは驚きです。あまり凝った部品を使っていないことも幸いしているのでしょう。一方、LINNのCDプレーヤー、Karikも故障してしまいました。修理に出そうと思って調べたところ、こちらは、もはや修理不能のようです。 アーメン。
QUAD


仲道郁代 in 東京芸術劇場2010/08/07 10:59

芸劇

東京芸術劇場(芸劇)に行ってきました。クラシカルプレイヤーズの東京公演です。今回はショパン生誕200年記念とかで、仲道郁代さんを迎え、ショパンが所有・使用していたのと同モデルのプレイエル社製ピアノによる演奏を聴くことができました。普通のピアノと違って、簡素かつ典雅な響きです。当時の宮廷音楽はこんな音だったんでしょうね。本当はもう少し小ぶりなホールの方がマッチするのでしょう。クラシカルプレイヤーズの古楽器を使っての演奏も見事でした。クラシックのコンサートに行ったのは実に久しぶりです。いつもCDで聴いているのですが、たまにはコンサートで生の音を聴くのもいいものです。

ミュゼ~ヤマサコレクション2010/08/07 22:08

ミュゼでは常設展の浜口陽三に加え、写真家の植田正治の作品展をやっていました。浜口陽三の版画はシックなデザインを見るようで、時代に媚びない美意識を感じました。植田正治の写真は逆にモードを強く感じさせるもので、和服の女性や日本的な風景と西洋風のモードが奇妙な非現実感を生み出していました。


深川江戸資料館と江戸東京博物館2010/08/08 10:16

深川江戸資料館

この資料館は、規模はそんなに大きくはないものの、江戸時代の深川の町並みを再現しており、民家の屋根で猫が鳴いていたり、火の見やぐらに犬がオシッコをひっかけていたりと、ユーモアたっぷり。展示コーナーでは、当時の深川は江戸の海運業の一大拠点であり、幕末にかけて多くの文人、商人、学者、政治家が集まっていたことに驚きました。
深川江戸資料館

江戸東京博物館

こちらは規模が大きく、全部を見て回るのが大変でした。しかし質・量ともに充実しており、特に江戸の町並みのジオラマは圧巻でした。また、江戸城のCGが素晴らしく、映像だけの投影でしたが見入ってしまいました。できれば、椅子に座って解説を聞きながら見れればと思いました。それにしても、江戸の都市としての機能、文化の集積度には驚くばかり。日本の都は古来、平城京、平安京にみられるような中国の都市を見習ったものでしたが、江戸こそは日本オリジナルの高度な都市文明だったのではと思います。

江戸東京博物館ジオラマ


旧東京音楽学校奏楽堂2010/08/08 18:32

上野の旧東京音楽学校奏楽堂に行ってきました。パイプオルガンの演奏がお目当てです。奏楽堂の建物は古色蒼然とした木造建築で、日本最古の音楽ホールだそうです。
1階は展示室になっており、明治以降の近代音楽教育を担ってきた足跡が辿れるようになっていました。もっとも、著名人のパネルでは滝廉太郎と黛敏郎くらいしか判りませんでしたが。
肝心のパイプオルガンは特に解説もなく、いきなり演奏が始まり、30分程度で終了。さすがに石造りの教会で聞くパイプオルガンのような迫力はありませんでしたが、当時の趣を伝える木造ホールとマッチした雰囲気を楽しむことができました。
写真ではパイプの本数は数十本程度しか見えませんが、壁の向こう側がパイプ室になっていて、3000本以上のパイプがあるそうです。個人的には、それが見たかった・・・。

靖国神社2010/08/15 19:34

終戦記念日のきょう、はじめて靖国神社に行ってきました。家から歩いて約20分ほどで到着。やはりかなりの人出で、参拝の順番を待つこと約20分。2礼2拍手1礼をして、念願の靖国参拝をすることができました。その後、遊就館を見学。規模の多さに驚きましたが、何より戦没者の遺影と遺書の展示には圧倒されました。戦争を美化することは賛成しませんが、祖国を守ろうとする思いは、時代を超えて尊いものだと思います。
靖国神社


CDプレーヤー復活2010/08/16 18:46

音とびがするようになって、もう寿命かなと思っていたCDプレーヤー。ダメモトと思い、カバーを外してピックアップレンズ周りをジェットスプレーで噴射してみたところ、音とびが収まりました。光学系にホコリが付着していたのかもしれません。なにぶんネットオークションで入手した古い機械です。すぐにまた故障してしまうかもしれませんが、それをハラハラしながら使うのも楽しみと割り切っています。

復活した?LINN Karik(下)
Karik

救世主?ジェットスプレー(強力ホコリとばし)
スプレー



赤城神社遷座祭2010/08/22 20:46

神楽坂の赤城神社の本殿遷座祭を見てきました。
白い布で覆われた御祭神の前後を大勢の神官が取り囲み、神楽坂の通りを行列していきます。
何でも700年の歴史の中で過去3回しか行われていない神事だそうです。次のチャンスは200年後かと思えば、ちょっと見ただけでしたが、何だかありがたい気がします。

赤城神社遷座祭




世田谷美術館ヴィンタートール展2010/08/28 22:38

世田谷美術館で開催中の「ザ・コレクション~ヴィンタートール」展に行ってきました。ヴィンタートールはスイスの小都市で、資産家が多く住んでいるところだそうです。ヴィンタートール美術館はその資産家のコレクションを集めた、スイスでも有数の美術館だとか。今回は印象派~ナビ派の絵画や彫刻が展示されていました。今回見た中で良かったのがルドン。読書している修道僧の絵がなぜか心に残りました。ルドンといえば、キプクロスのようにちょっとオドロオドロしい絵のイメージがありましたが、こちらは、ずっと洗練された印象です。根源は同じなのでしょうが、暗示的に抑制された分、詩情が感じられます。ちょっと意外な発見でした。

世田谷美術館